1.引抜き耐力に優れ安全です。
・軒先方向(アイストラップ軸方向):10,000N(1t)以上
・軒先方向の±45度方向:9,000N(900kgf)以上
【野地板:構造用合板12mmの引張強さ試験例で保証値ではありません。】
2.耐漏水性に優れ雨漏りの心配がありません。
安全金具の止水処理として、金具本体をカバーで覆い、裏面にはEPDMシーラーを設け、固定ビスはブチルゴム付ビスを用い止水しています。金属屋根にφ6.5mmの下穴を開けることにより、ビス固定時に、金属屋根表面部や下地ルーフィング表面部、ビスネジ部をブチルゴムで充填されます。隙間等から万一雨水が入り込んでも、室内に通じる部分は全てブチルゴムで止水する様にしていますので、雨漏りの心配はありません。
3.耐久性に優れ長持ちします。
耐食性の高いアルミニウムとステンレス部材で構成し、構造が単純で欠損部が少ないため強度耐久性に優れています。カバーはガルバニウム鋼板同等品を使用しており高耐久性を期待できます。
4.取付け施工が簡単で施工ミスを防げます。
安全金具本体を仮置きし、φ6.5mmの鉄工用ドリルで金属屋根表面を削り取り、EPDMシーラーを金属屋根表面に貼合せ、8本のブチルゴム付ビスで野地板に固定します。カバーの取付けにより、固定と止水処理ができ簡単に取付けできます。
5.シンプルな構造デザインにより低コストを実現。
数多くの性能評価とシンプルデザインの追求により、引抜き耐力と耐漏水性を確保しつつ低コストを実現しました。
適用範囲
- 野地板:構造用合板9mm以上(バラ板等の場合は裏補強等を行って下さい。)
- 屋根勾配:2.5寸勾配以上
金属屋根縦葺平部固定安全金具セット内容
部材名 |
個数 |
材質 |
①金具本体(15×180×124)
(アイストラップ10・ボルトナット付:ブラック) |
1 |
アルミニウムA6063-T5
(アルマイト処理ブラック) SUS304 |
②φ6×L50ブチルゴム付ビス |
8 |
SUS410(SG処理品) |
③カバー(ブラック)
(t0.35×14×186×126mm) |
1 |
ガルバニウム鋼板同等品 |
④止水材
(t5×176×122mm) |
1 |
EPDMシーラー |
⑤予備ナット・スプリングワッシャー(ブラック) |
各2 |
SUS304 |
製品仕様
安全金具本体図
(カバー無・有) |
|
梱包内容 |
1)金具本体(15×180×124mm):1個
[アイストラップIS10(M6L20ボルト、M6ナット、M6SW)付]
2)EPDMシーラー(5×178×122mm:8-φ10mm穴):1個
3)カバー(14×186×126mm:2-φ7mm穴):1個
4)φ6×L50mmブチルゴム付ビス:8本
5)予備ナット・スプリングワッシャー:各2個 |
重量 |
約730g |
金具色・カバー色 |
ブラック・ブラック |
材質・仕様 |
・金具本体:アルミニウムA6063-T5[アルマイト処理(ブラック)]
・アイストラップ10:SUS304(ブラック)
・ボルト・ナット・スプリングワッシャー:SUS304(ブラック)
・止水材:EPDMシーラー ・ ブチルゴム
・カバー:ガルバニューム鋼板同等品(t=0.35mm)
・固定ビス:SUS410(SG処理品) |
設置断面図 |
|
施工手順
1.安全金具本体の仮設置
※注)安全金具本体の軒先側を下にして設置して下さい。
・横方向は立上り間のほぼ中央になる様に設置して下さい。
・縦方向は任意位置に設置して下さい。
2.ビス固定位置等のマーキング
・ビス固定位置8個と金具本体周囲を鉛筆等でマーキングして下さい。
3.ビス固定位置の下穴加工
・ビス固定位置の中心部を
鉄工用ドリルφ2~3mmを用いて金属屋根表面の下穴加工を行って下さい。
4.金属屋根表面の穴加工
・ビス固定穴8ヶ所を
鉄工用ドリルφ6.5㎜を用いて金属屋根表面の穴加工を行って下さい。
※注)防水シートや野地板に大きな穴が開かない様、慎重に行って下さい。
5.掃除及びビス固定穴の確認
・金属屋根表面を掃除し、ビス固定穴8個と切粉が無いことを確認して下さい。
6.EPDMシーラーの貼付
・周囲マーキングやビス固定穴位置に合せてEPDMシーラーを金属屋根面に貼付けて下さい。
7.安全金具本体の設置
・安全金具本体をEPDMシーラーの穴に合せて設置して下さい。
8.ブチルゴム付ビスの固定
・安全金具本体をφ6×L50㎜のブチルゴム付ビス8本で野地板に固定して下さい。(ビス固定は+3ビット使用)
※注)ビス固定において、片締めにならない様数回に分けて固定して下さい。また強く締めすぎて野地板がバカ穴にならない様トルク管理をして下さい。
9.アイストラップの取外し
・ビス固定確認後、カバー取付けのためアイストラップを取外して下さい。
10.カバーの取付け
・安全金具本体の上面にボルト穴に合せてカバーを取付けて下さい。
11.アイストラップの取付け
・ボルトにアイストラップをはめ込み、スプリングワッシャーとナットを2ヶ所に挿入した後、ソケット(10)等を用いて締付けて下さい。
12.ナット締付固定(設置完了)
※注)ナットが外れないようにしっかり締付けて下さい。
使用工具・機具:メジャー、マーキング材、鉄工用ドリルφ2~3mm及びφ6.5㎜、+3ビット、M6ソケット(10)、電動ドリル、掃除機等
製品性能
試験条件:引張角度90度と45度の2種類の引張試験を行う。
(90度)引張り強さ試験
(45度)引張り強さ試験
試験体:構造用合板 厚さ12mm
|
90度 軒先方向(最大荷重 KN) |
±45度 軒先方向(最大荷重 KN) |
1 |
11.29 |
9.11 |
2 |
12.57 |
9.76 |
3 |
11.73 |
9.82 |
平均値 |
11.86 |
9.56 |
試験体:構造用合板 厚さ9mm
|
90度 軒先方向(最大荷重 KN) |
±45度 軒先方向(最大荷重 KN) |
1 |
9.23 |
6.92 |
2 |
8.71 |
7.14 |
3 |
6.83 |
8.37 |
平均値 |
8.26 |
7.48 |
試験条件1:立平金属板上に安全金具を取付け、H50mmの浸水試験を行う。
試験体:本仕様安全金具(15×186×126mmカバー有り)
試験状況写真 |
金属屋根上浸水試験結果 |
|
H50mm浸水
7日間(168H)
漏水無し |
試験条件2:金属板下に水が入り込む状態で安全金具を取付け、H20mmの浸水試験を行う。
試験体:本仕様安全金具(15×180×124mmカバー無し)
試験状況写真 |
金属屋根下浸水試験結果 |
|
H20mm浸水
7日間(168H)
漏水無し |
その他
注意・確認事項
1.性能確保のため取付け手順を正しく守り施工願います。
2.垂木や野地板の損傷や強度不足の場合は使用しないで下さい。
3.金具本体の切断や分解は漏水や強度低下の原因になりますので行わないで下さい。
4.安全金具取付けに関しては、付属の専用ビスを使用し取付説明書記載の本数で取付けて下さい。
5.ビス取付けをやり直す場合は、止水上問題ないか確認し補修後行って下さい。
6.大きな衝撃負荷がかかった安全金具は撤去し、取付け位置を変え新たな安全金具を取付けて下さい。
7.安全金具の引張使用は、軒先側 ± 45度以内で使用して下さい。
8.断熱材付金属屋根には使用できません。棟固定安全金具や破風固定安全金具をご使用下さい。
屋根作業時の墜落事故防止対策として、2M高さ以上での作業は「足場を設置」するか、 |
「安全帯の使用と安全帯取付け設備の設置」を義務化(労働安全衛生法)されています。
|
①足場設置は費用がかかり、緊急対応は難しく、また足場を設置できないところもあります。
|
②安全帯取付け設備については、費用は少額で、緊急対応は可能ですが、屋根には安全 |
帯を取付けられる金具等は元々なく、新たに各種屋根に取付けられる金具開発と普及が |
必要であり、2019年から「屋根安全金具」の開発に取組みました。
こちらの商品は取寄品です。
※ご注文前に、必ず下記の注意事項をご確認ください。
注意事項
・メーカー取寄品
・メーカー・仕入れ業者とのリアルタイムでの在庫共有ができておりません。
・ご注文後に納期未定等の長期欠品・廃盤にて商品がご用意できない場合がございます。
・商品をご用意できない場合、当店にてご注文をキャンセルとさせていただきます。
・欠品等で発送までにお時間を要する場合、別途メールにてご注文の継続をご希望か、キャンセルをご希望か確認のご連絡をさせて頂きます。
|